科学大好きな私である。科学月刊誌《ニュートン》の赤い表紙に、ワクワクする。
ピタゴラスイッチを録画までしている。
円周率のもの凄い桁まで書かれた本を買ってしまった。
高校の進学のクラス分けでは、国立理系コースを選択し、
なぜか進んだのは、私立文系の日芸だった。
日大芸術学部の卒論に、
《エジソンとアインシュタインはどちらが偉人だったか》
と云う、まさに科学者をテーマに書こうとしたが、
中退してしまったので、投げ出した記憶がある。
(演劇学科の学生が書く内容ではないが)
科学好きという体質ならば、
なんでも理詰めに考えると思われがちだ。
ところが、実際は、ほとんど《カンの世界》で生きている。
分かり易いのは、料理。
すべてカンでつくる。
酒や塩やみりんなどの量を測って入れた方が
旨くできるのは分かっているのだが、あえてそうしない。
毎回同じモノを作ろうという気がない。
失敗も料理のウチと信じている。
一定の味は、レストランで食べればいいので、
自宅では、不揃いなモノを食べている。
「ちょっとショッパイな」
「火を通しすぎたかな」
「タイカレーにキイウイは合わなかったな」
小さな反省をしている時が楽しい。
そうそうそのキイウイなのだが・・・
毎朝、ミックスジュースを飲んでいる。
牛乳、ヤクルト、ヨーグルト、に果物を入れる。
日によって違う果物を入れる。
リンゴ、イチゴ、そしてキイウイ。
これらを飲み比べてみると、キイウイの時だけ、
水っぽく感じる。
一見、リンゴが最も水分が多いだろうと思っていたのだが、
圧倒的にキイウイが水っぽい。
とすると、キイウイは実が詰まっているようにみえて、実は、
水分が多いのではないだろうか?
検証をしようと思い立ち、同じ重さの果物をミキサーにかけ、
布で絞ってみた。(科学的だな)
すると・・・どれもほとんど水分量は同じだった。
これはどういう事だろう?
飲んだときの、口内の触感に騙されているのだろうか?
よく分からない。
いずれにしても、キイウイはそのまま食べると、とても美味しい。
ところが、グチャグチャにしてしまうと、酸味ばかりが強調され、
興味のない物体に変わってしまう。
ん~とぉ~ほとんど科学的でないお話しであった。

大きな岩に細い木の棒でつっかい棒している