やっと届いた、ワクチン接種券が。とはいえ、もよりの県内では、予約が2か月ほど先になる。
と、その時、テレビで自衛隊による大規模接種会場の情報が。
「明日から、64才以下の受付も開始します」と云う。
せっかく開いた接種会場がガラガラだと報じている。
慌てて、次の日の早朝、予約をしてみた。
すぐに反応があり、二日後にどうぞと言うことになった。
さて、当日、東京の大手町にある接種会場に地下鉄で向かった。
駅に着くや、ホームにすでに矢印が掲げてある。
→のままに進む。改札を抜けると、案内のヒトが、
「コッチに進め」とばかり、指さしてくれる。
ありがたい。
角を曲がるたびに、指さし人が現れ、どんどん歩いてゆく。
やがて、接種会場とおぼしきテントが現れる。
それでも、指さし人は途切れない。
ほとんど立ち止まることなく進んでゆく。
通路に、青赤黄緑の色分けがしてあり、
(私は黄色で)迷いようがない。
カバンの中から、接種カードと運転免許証を出し、
見せただけで、歩きに歩く。
エレベーターで4階にあがる時でも、待ち時間はない。
これまで病院だの市役所だの様々な場所に行ったが、
これほどスムーズな運営は見たことがない。
指さしビトは恐らくアルバイトなのだろうと思うが、
まるで、長い間この施設で働いていたような熟練が感じられる。
「どうぞ、そのままお進みください」
ややお年を召した方が、おろおろしていると、
すぐに駆け寄り、丁寧に説明をしている。
最終的に、地下鉄を降りてから、ふたたび乗るまでの時間は、
25分だった。
その間に、注射後の経過観察15分も含まれている。
実にすばやい接種であった。
肝心の注射は、
「はい、どうぞお荷物はこちらに」
の言葉が終わるやいなや、椅子に座ったと思ったら、
ズブリッ
これほど痛くない注射もなかった。
で、接種後の副反応はどうだったか?
好調であった。
っと聞けば、何もなかったと思われるだろうが、
翌日は、いつもより変だった。
つまり、いつも絶好調の私が、好調にまで落ちたのである。
その程度の、ダウンがあった。
それにしても接種会場で働いている方達のスマートな対応に、
大きな拍手をおくりたい。

大手町 (東京駅から送迎バスが頻繁に出ていた)