スポーツ小説が大好きな私である。今、ある小説を読み終わったところだ。
《ゴーフォワード》 花形みつる著
ポプラ文庫
この題名を聞いて、何の競技なのかすぐに分かった方はエライ。
ラグビーである。
高校ラグビーの話である。
っと、これ以上は語れない。
久々に、ヅドンとストライクを投げられた。
小気味よく三振をした。
こんなに気持ちが晴れやかなのは、いつ以来だろう。
ラグビーの話をしているのに、例えが野球なのが哀しいほどだ。
ラグビー用語に変換すると、
ロールアウエイを楽しんだとでも言おうか。
(ロールアウエイとは、七転び八起きとでも訳そう)
青空に舞い上がるハイパント(高く蹴り上げる)爽やかさに、
モールラッシュで高揚し、最後は急所にトライを決められた。
もちろん、あとがきで、トライファーポイントもきちっと届いた。
実は、この本を買い求めた時、偶然、著者に出会ったのだ。
《花形みつる》とは、巨人の星に登場する二枚目である。
もちろん著者はペンネーム。
まだ読む前だったので、普通の会話で終始したのだが、
読み終わったあとで出会っていたら・・・
この小説は、ぜひ映画でやってほしいと願う作品である。
実は、作者花形みつるさんは、思いもかけない人物だった。
それすら語れないのが、もどかしい。
映画になれば、花形みつるさんの正体も、
完成舞台挨拶などで、明らかになるかもしれない。
登場したがるかどうかは別として・・・
(イシマルと同い年ということだけバラしておこう)

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