《無人販売所》野菜だのを棚に並べて売っているアレだ。
チャリ~ンと小銭を入れれば、持って帰られる。
どちらの農家がやっているのだろうと、常々頭を傾げていたのだが、
近くの農家の庭で野菜を直接売っている現場を見つけた。
現場とは大げさだが、それほどの嬉しい発見だったのである。
スイカ、枝豆、きゅうり、とうもろこし。
聞けば、今採ってきたばかりだと仰る。
試しに枝豆を買い求め、湯がいてみた。
パクリッ
おお~なんという香しい芳香!
枝豆とは香りの食べ物だと再認識。
旨みに加え、歯ごたえの良さ。
食べた後に残る甘みの余韻。
次にスイカをザクリッ!
あま~い。
それは当然としても、皮ギリギリまで甘い。
それもありだとして、甘さにお陽さまの賑わいがまとっている。
それは、子供の頃に感じた真夏のまぶしさとでも言おうか。
ラグビーボール型のスイカにハズレはない・・・
ような気がする。
それにしても、《無人販売所》という言葉は、
日本でしか成り立たないと断言していいだろう。
たぶん他国では、意味の理解できないシステムに違いない。
自動販売機でさえ、壊され、公衆電話が破壊される国などでは、
理解を超えて、空から現金をバラまいている感覚かもしれない。
とはいえ、賽銭箱が襲われる今の日本では、
チャリ~ンではなく、パサッとお札を入れるようになったら、
楽観はできないかもしれない。
無人販売所に防犯カメラが付けられる事にならないように、
願いたい。
なんとか、無人販売所がいつまでも在る国でありたい。
よし、明日はトウモロコシを茹でてみよう。