《オオタニ選手が、サイクルホームランを打った試合で、 ノーヒットノーランをする》
この夢の夢を越えた題名が、実は、ありえない事ではない、
という学説をお披露目したい。
まず、サイクルホームランが何だか分からない方の為に・・・
ソロ、ツーラン、スリーラン、満塁のホームランを一試合の中で打つ。
合わせて10打点。
大リーグには、いまだこの記録はない・
ノーヒットノーランとは、ヒットを打たれず点も入れられなかった試合。
(フォアボールとエラーは構わない)
さて、なぜ冒頭の偉業が成立するのか?
ひとりで10点をたたき出すという試合であれば、
ほぼ一方的なゲームで、相手チームの士気はすでに下がっている。
ゆえに、ピッチャーオオタニの立場からすると、
5回くらいまでノーヒットだったとしても、相手は、
「逆転をしよう」という気持ちが失せている。
したがって、ヒットに結びつきやすいセーフティバントだの、
送りバントだのもしない、単純な試合になる。
バッターは、早打ちが目立ち、ホームランばかりを狙う為、
ブンブン振り回してくる。
打線につながりが薄れ、点が入りにくい。
ようは、「ホームランさえ打たれなければ良い」という試合になる。
一方、バッターオオタニの立場からすると、
マウンドにいる敵の選手は、敗戦処理クラスの投手が投げている。
すでに3打席でホームランをかっとばし、
スリーランが出れば、サイクルホームラン達成!
という条件になった時でも、相手投手は、
勝ち負けにほとんどコダワリがなくなっているので、
敬遠をせず、ストライクを取りに行く。
大リーグでも一度もない記録なので、
むしろ偉大な記録に名前が残ることを願うかもしれない。
打ちやすいど真ん中の棒ダマを投げてくるだろう。
さらに有利なことに、オオタニの体力も省エネで済む。
なんたって、ホームランの場合、ゆっくり歩いてくればよい。
塁上で牽制球だのファールだので、走り回る必要もない。
バットを4回だけ振ればいいのである。
つまり、サイクルホームランの達成には、
ノーヒットノーランの試合の時に、有利な条件が揃っているのである。
二刀流だからこそ成しえる記録の確率の計算を表現するに、
《奇跡×奇跡》ではなく、《奇跡におぶさる奇跡》と言える。
では、《奇跡におぶさる》日が、いつ来るのかという、
予言をしなければ、説得力がないというものだ。
《202○年の○月にそれはやってきます》
○の中の数字は、オフタイムのどこかのページに、
かなり以前に潜ませておいた。
どこかは・・あまりにも膨大なので、探さない方が身の為です。
いつか起こる事を夢みましょう。