《パイプオルガン》大きなステージに、パイプオルガンが設置されてあり、
鍵盤をひとつ叩いただけで、大音響が鳴り響く。
その時、ふとアレを連想してしまった。
映画「エイリアン2」でシガーニー・ウィーバーが、
エイリアンとの戦いで、作業マシンに乗り込む。
自分のからだを動かせば、
マシンが数百倍にチカラを増幅させて動く。
この増幅を、パイプオルガンに想起したのだ。
パイプオルガンとは、オートバイにも似ている。
オートバイ好きは、それをマシンと呼ぶ。
大きなマシンに乗れば、それだけチカラを得る訳で、
自分の能力が高まったかのような錯覚を起こす。
この錯覚が、快感へとつながる。
マシンと一体化するとも言われる。
そこでパイプオルガン。
小さな人が弾こうとも、大きな人が弾こうとも、
同じ音量を吐き出す。
空気の排出が、大音量を支えている。
電気の無い時代に考えられた凄まじい楽器である。
一種の《チカラの増幅装置》と言えよう。
初めて大音量をおもいっきりかぶった昔の人は、
どれほどの驚きに、恐れおののいた事だろう。
カミナリに近いモノがあったと思える。
それがメロディを奏でるのだから、
もうこれは、神々の領域に踏み込んだと信じられたことだろう。
宮城県の加美市にパイプオルガンがあると聞いた。
《バッハホール》だと言う。
その近くで先年、モンベル主催の、
《シートゥサミット》に出場させてもらった。
カヌーと自転車と山登りを3つ続けておこなう。
この2年、ウイルスの影響で開催されていない。
次に行われれば、是非参加して、バッハホールにも行きたい。
そして、怯えてみたい・・昔ビトの感覚で。
そういえば、50年ほど前、日大芸術学部の大講堂に、
パイプオルガンがあったのだが、今もあるのだろうか?
そこで聴いた音量は、若い耳には、刺激的だった。
曲はまったく覚えていない。

魚(クエ)の形をした雲