《マクロレンズ》スマホのカメラレンズの前に、洗濯バサミ状になったモノを
パチンと挟み込む。
カメラ設定にすると、なんと・・・大のつく接写ができる。
植物学者の多田先生に教えてもらったアイテムである。
しかも、100均で売られている。
この接写精度に驚いた。
そのままパシャリッとシャッターを押せば、数十倍の拡大写真が撮れる。
その上、スマホを指で拡げていけば、さらに大拡大の写真が!
肉眼ではとても見えない、ゴマよりこまかい草の花も、
まるで桃の実のように拡大できた。
これはとんでもないモノを手に入れたのではないか?
そこで、自らが描いた絵を拡大してみた。
最大に拡大してみると、画用紙のヒダまでもが分かる。
そこで、墨絵のコピーを拡大してみた。
すると・・・
あれれ・・?
ドットが現れたのである。
コピーとは印刷機のインクが染みついている。
それが、ドットを刻んでいる。
では?ってんで、絵本の絵を拡大してみる。
絵本とは、印刷物だ。
すると・・・・
すべてがドットによって構成されている。
偶然、その絵本の原画をみる事ができる為、
原画を拡大してみた。
おお~こちらにはドットはない!
という事は、そっくりに見える絵でも、本物とニセモノの区別がつく。
真贋が、こんな簡単な道具で分かるということか!
絵本はニセモノではないが、原画との違いを理解した。
印刷しだいで、色合いが変わるという事であろう。
ぼくらが、画家の画集を見ているのは、ドットを見ていることになる。
試しに、虫眼鏡で覗いてみたのだが、
ドットが見えるほどに拡大できなかった。
100均のマクロレンズ、恐るべし!
イチゴを見てみた。
ツブツブの部分が桃くらいの大きさになった。
ほとんど昆虫になった気分。
よし、コレを持って山に行こう!