昨日の最後の写真にパパイアの樹を載せた。今日は、パパイアの話をしたい。
まず、アナタは、「パパイア」と呼んでますか?「パパイヤ」ですか?
パパイア派の方に質問です。
「パパイヤ鈴木」をどう思われますか?
この「ア」と「ヤ」の問題は、たいした問題ではない。
はやい話が、どっちゃでもいいのである。
「ダイアモンド」と「ダイヤモンド」ほどの違いで、意味はないと思われる。
そこで、ここでは、「パパイアとパパイヤ」両方で話を進めたい。
沖縄などの南の島に行くと、もれなくパパイアの樹が、
アチコチに見られる。
家の庭に生えているモノもあれば、野原に自生しているモノもある。
背の高いモノや低いモノ。
実が成っているモノ、採られてしまったモノ。
ヤシの木が南の島の風景の装飾品だとすれば、
パパイヤは、われらが柿の木の代わりに例えてよいだろう。
季節になれば、食べられるモノが成る。
人間にも動物にも、旨みを与えている貴重な果実。
柿をカラスがつつくように、パパイアもカラスがつついている。
柿の所有権が、すこし曖昧であるように、パパイヤのそれも曖昧だ。
通りがかりの道に成っている緑色のパパイアを写真に撮っていると、
「食べていいヨ」
地元の方が、声をかけてくれる。
いいヨと言われたものの、まだ青いパパイヤを どうやって食べるのか?
「シリシリにすればおいしいヨ」
ハテナの顔をしていると、説明をしてくれる。
「中身をね、細切りにして水でさらせばネ」
身振り手振りで教えてくれ、最後には食べる様子まで演じてくれる。
ついでに質問してみた。
「高く伸びたパパイアは登って獲るんですか?」
「いんや、棒でつついて」
柿の取り方とあまり違わなかった。
「高い樹は、なんで伸びちゃったんですか?」
「高いのと低いのは種類が違うんだネ」
へ~~
「黄色く熟したパパイヤはあまり見ないんですが」
「熟すと、鳥が食っちゃうんだヨ」
なるほど、なるほど・・・柿もそうだな・・カラスがな。
「青いパパイアは栄養がいっぱいなんですって?」
「ナこた分からんが、風邪ひかねぇヨ」
応えになっているような、なってないような――
そういえば、沖縄で食べる弁当には、常にシリシリが入っていた。
触感がキンピラを爽やかにしたようで、
いかようにも味付けができるようで、グゥである。
そうか・・・与論島のホテルの朝食に出されていたのは、
シリシリだったのか!
パパイアの樹の北限はどこなのだろう?
室内で育てるミニパパイヤなんてないだろうか?

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タイア タイヤ
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