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木なのか 樹なのか

木なのか 樹なのか_e0077899_10190965.jpg
 木が岩をとりこんでいる。

ここまで取り込むと、もはや岩ごと樹木の一部になっている。

山の中に生えている樹木は、多かれ少なかれ、

岩もしくは石をとりこんでいる。

理由は分かりやすい。


山と言うのは、ほとんどが岩でできている。

樹木で覆われているので、土の山だと思われがちだが、

もし神様のでっかい放水器で洗い流したら、全山岩であると分かる。

岩の上にうっすらと土が覆っているのである。

土の厚みなど人間の伸長にも満たないことが多い。

その土とて、樹木の落ち葉が気の遠くなる年月の末、

積み重なりこしらえたモノだ。


だから冒頭の岩を台座にした木を見ても、驚くことはない。

いつも見ている山の中の樹だって、見えていない部分で、

岩を掴んでいるかもしれない。

むしろ、掴んでいた方が、強風で倒れる心配が薄れる。


ところで、さっきから、きと書いて変換すると、

木になったり樹になったりする。

意図的に変えて使っているのではない。

パソコンが前後を斟酌して、きまぐれを起こしている。

パターンは探れない。

どっちでもいいとは思っていない。

木と書けば、細い木を連想し、

樹と書けば、それなりのおおぶりな樹を思い浮かべる。

つまり、植樹をしたとして、芽が出てやっと50センチほどになった時、

 「樹が生えてきた」とは書きにくい。

したがって冒頭の

 「木が岩をとりこんでいる」

これは、「樹が」にするかどうか迷った結果なのだ。

冒頭の「岩をとりこんだき」が、選択を迷う境目だと睨んでいる。

「き」は細いくせに、がっしりした根の態度は、「樹」を使いたくなる。

根に態度があるのかと問われれば、それは・・・

あります!


根は、見えている部分が極端に少ないので、見えている場合は、

主義主張が激しくなります。

特に冒頭のような、ほとんど赤裸々に剥きだしになった場合、

「なぜ、こうなったのか」という歴史をすべて、説明しているのです。

哀しくも激しい物語りが、一見芸術のようにみえる根の張り方で、

魅せてくれています。

(いつのまにか、ですます調になっている)

この木の姿に、姿勢をただしてシャッターを切ったのですが、

木の向こうに、神社の屋根が写っているではありませんか。

影のご神木なのかもしれません。

撮られた場所は、沖縄の伊江島の《たっちゅう》でした。

木なのか 樹なのか_e0077899_10152240.jpg


by ishimaru_ken | 2021-12-18 05:14 | 謙の発見!
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