ホテルにチェクインすると、キーを貰える。キーはカードの場合が多い。
カードには、(保安上)部屋番号が記されていないので、
部屋番号を書いた紙を、同時に渡される。
ブイ~~~ン
エレベーターに乗って、紙に書いてある部屋番号を見る。
行き先の階を確かめる為だ。
ん・・?
紙の部屋番号の所に、バーコードのようなモノがある。
(冒頭写真)
ん・・・・これは何だろう?
しばらくエレベーターの個室の中で、考えを巡らしていた。
(この部分をスマホで検索するのだろうか?)
バーコード検索って、どうやるの?
しばらく眺めていた。
ひょっとするとコレって、バー(縦線)4本ではなく、
数字の1の連番じゃないのか!
つまり1111号室。
フロントの方が目の前でスラスラと書いてくれたのだが、
1という数字を4つ縦に引く、手描き!
はたして、11階で降りてみた。
廊下をペタペタ歩くと、その部屋が現れた。
《1111号室》
カードを、所定の場所にかざす。
ピッ カチャリ
ひらいた。
問題は解決した。
したのだが、仮にこれが1112号室だったとしたら、
全く疑問は起こらなかったハズ。
1111室の場合だけの、惑いだったのである。
バーコード=縦線にたぶらかされる珍しい番号の部屋に、
当たってしまった。
それとも・・・
ホテルの方達は、ぼくらに試しているのだろうか?
この部屋を縦線4本だけで、きちんと理解できるかどうか?
「あのう、部屋はどこでしょうか?」
廊下を徘徊し、迷いセリフを吐くかどうか、
試練を与えられていたのでしょうか?
ああ~よかった・・エレベーターに誰もいなくて。
深慮熟考する時間があったもんネ!