写真に写っているのは、《豆腐》だネ。おおきいネ。
うしろに偶然写っているスマホと比べてみても、おおきいネ。
一丁という単位を遥かに超えてるネ。
どこで撮った写真かというと、とある飲み屋だネ。
以前、この店で湯豆腐を注文したことがあったのだナ。
女将さんが、両手で抱えてヨロヨロ歩いてきたのだナ。
ドスンッと出されたソレを見て、座布団からとびあがったネ。
湯豆腐ということは、温められている物体。
どうやって食べるのかと、湯豆腐の回りを、
首をアッチに廻したり、コッチに廻したりしたら、
金属のオタマが添えられてたネ。
これで掬うそうだネ。
掬ったナ。
自分の器に移したら普通の湯豆腐ほどだったナ。
喰ったゾ。
おどろいたゾ。
ほうけるほど旨かったナ。
また掬って、喰ったゾ。
いつまでも暖かかったゾ。
豆腐ばかり食っても仕方ないと思ったが、
旨い豆腐はいくらでも食えると知ったヨ。
湯豆腐とは、湯につかっているという常識が外れたネ。
日本食を知らない外国人が見ていたら、
四角いプリンを大量にほおばる日本人を不思議に思うだろネ。
その上、にんまりしているのが信じられないだろネ。
大豆を腐らせたモノだと知ったら、ひっくり返るだろネ。
おまけにコメを発酵させたモノをちびちび呑んでるのだから、
こりゃ、びっくり仰天だネ。