豆乳のみますか?スーパーのカゴに、牛乳1リットルを入れる。
そのついでとばかり、豆乳1リットルを入れる。
カゴが、ガタンと傾く。
いまや、無くてはならない豆乳。
イチゴ牛乳ならぬ、イチゴ豆乳で朝を迎えている。
その豆乳に目覚めたのは、台湾だった。
20年ほど前、テレビ番組《うるるん滞在記》で、
台湾の《チャンクー》という祭りに挑戦した。
その時に泊めて貰った家族のウチで、
毎日、豆乳のビン(180CC)を飲ませてもらった。
一日に、何本もゴクゴク飲む。
仲間のみんなもゴクゴク飲む。
水のようにゴクゴク飲む。
夜の飲み会では、ビールを飲んでいる人よりも、
豆乳をゴクゴクやっている人の方が多かった。
私のように、紹興酒をグビグビやっている人は異端だった。
結果、当然、豆乳に目覚める。
日本に帰ってくるや、豆乳万歳となる。
豆乳リットル買い当たり前となる。
ゴクゴクが、ゴックンゴックンとまで進化する。
となると、料理も、豆乳鍋をつくり始める。
鍋にリットル豆乳をドボドボ入れ、
あとは、なんでも放り込む寄せ鍋である。
豆乳におんぶに抱っことなる。
ありとあらゆるモノをおんぶさせられた豆乳。
なんでもかんでも抱っこさせられた豆乳。
その上で、毎回満足させてくれる豆乳鍋。
味噌に次いで、鍋界のういヤツである。

ある日の朝食バイキング(豆乳を置いているホテルは少ない)