生卵の黄身を素手で触れますか?
毎朝、納豆をこねる時、卵をコツンとやり、
白身と黄身を分けて、器に入れる。
黄身だけ納豆に入れるのである。
すると時折り、手が滑って、すべてが、
ひとつの器の中に落ちることがある。
おやおやってんで、器に手をつっこみ、黄身だけ取り出す。
ぶにゅっとした感触が、あまり嬉しくない。
「絶対触りたくない!」
両手で胸を抱いて、ひいてしまう女性がいる。
そんな恐ろしい事はできません宣言である。
食べるのは大好きだが、触るなんてとんでもないと考えている。
よもや触ったあげく、ブチッとつぶれでもした日には、
バタリと気絶しかねない拒否である。
たぶん、そのかたが、いまこれを読んだだけで、
バタリと倒れてしまうかもしれない。
実は、冒頭の写真に、私が卵黄を手に持っているモノを、
載っけようとしたのだが、そのセイで、
救急車の出動に至ってはならぬと、自粛した。
言われてみれば、たしかに気持ちの良い感触ではない。
悪い度数で言えば、下から3番目くらいだ。
旨い度数が満点なのに、その落差はいかばかりか。
その卵黄が、とてつもなくしっかりした卵がある。
箸で摘まんでも、壊れない。
千切れない。
爪楊枝やフォークの尖った先で突いてやっと穴があく。
そんな卵黄を掴む時がある。
その時は、「そっと」などという副詞は登場しない。
大胆に指でヒョイとつまむ。
親指と人差し指、二本で掴んだりする。
けっこうチカラを入れているのにつぶれない。
そのまま皿に、ポンッとほおっても、まだつぶれない。
どうやってこんな卵黄を作ることができるのか知らない。
たぶん、養鶏場の方が苦労して造り上げたのだろう。
なんの為?
チャレンジしたのかな――

ヤンバルクイナ とび出し注意