《オオタニワタリ》という植物をご存じだろうか?先日、「はいコレ」と知人から、緑色の草らしきものを貰った。
先っちょが、ゼンマイのようにクルリと丸まっている。
どうやら、シダ科の植物らしい。
九州~沖縄~台湾などに生息しているという。
見た目は、旨そうな色合いをしている。
(これはやはりテンプラかな)
早速、コロモをつけて揚げてみた。
まったくクセのない野生モノだ。
苦味もアクもない。
感触が、シャクシャクとして、いくらでも食べられそう。
その通り、10本揚げて、全部食べてしまった。
まだ食べたくなる、尾もひいていた。
改めて調べてみると、沖縄のジャングルの中で、見たことがある。
地面から生えているのもあるが、樹木の途中のくぼみから、
生えているモノもあった。
珍しいモノではなかったような気がする。
その新芽を今、食べたのだと理解する。
谷を渡るように、生えているから、オオタニワタリ。
漢字で書くと、《大谷渡》
ん・・・?
あちらのオオタニも、海を渡ったゾ。
彼が、高校卒業の時に渡ろうとしたら、
「早すぎる」と言って、みんなが止めた。
彼の超越した考えを、我々は理解していなかった。
大谷渡
あやかって、はやるかもしれない名前の植物だ。
冷凍しておいて、
オオタニがホームランを打った日は、オオタニワタリを食べる。
年間その数だけ、オオタニワタリを食べる。
しまった、私はフライングして、すでに10本も食べてしまった。
少しペースを落とそう。
う~む、落とせるかなぁ~この旨さ。
あっ、オオタニさんはどんどん打ってください!