ネギボーズ
小学生が通学路で車にはねられる。痛ましい通学路である。
その対策として、子供自身が、通学路を検証している。
少しでも、車にはねられない方法を見つけようとしている。
これは、本来、我々大人がするべき要綱である。
通学路が、車事情であまりにも世知辛い。
そこで、こんな提案はどうだろうか?
《子供道》
道路のそばに建っている家屋の持ち主たちが集まり、
小学校に至る道を作る。
その道は、他人の家の中を通る。
家の庭を横断したり、門をくぐったり、裏門を通ったり・・・
トンネルなんかあったら、嬉しい。
その昔、子供たちが近所の家の庭を、まるで自分のウチのように、
通り抜けたりしたものだ。
それどころか、ちゃぶ台の横をよそんチの子が、靴を抱えて、
走りすぎる姿も見た。
その光景を、現代の通学路によみがえらせる試みだ。
交差点などの危険地域の家々の方と住人が話し合う。
自治体含みで、相談しあう。
題して――
《子供の通学路》
小学生限定で~す。
