旅から旅となると、夕食問題がおおきい。以前ならば、ひょいと見つけた飲み屋にしけこんだものだ。
しかし、コロナの中ではそれができない。
ところが私としては問題はない。
町のスーパーマーケットが大好きな私である。
旅先でスーパーに入れば、人となりならぬ《町となり》が、
すぐに分かる。
特に生鮮モノコーナーは顕著である。
「はは~ん、青物が好きな町民だな」
「煮物類は良く売れる町なのだな」
「イカばっかりじゃないか!」
「ホルモンの中でも特殊なものを扱ってるゾ」
野菜も、カタカナ文字の物がずらりと並んでいたりする。
あるいは、道の駅で見られるような作者の名前付きだったり。
その店で、総菜や刺身を買って、ホテルに沈む。
テレビで映画を見ながら、舌つづみをうつ。
っと、ここで、刺身に必要なモノが要る。
ワサビと醤油だ。
ワサビは、刺身コーナーに細かいモノが、
サービスで置かれてある。
問題は醤油。
こればかりは、無いでは済まされない。
試しに醤油なしで、マグロやカツオの刺身を食べてみるといい。
ほんにゃあろぉ~
苛立った猫のような声が出る。
ということで、旅には小さな醤油を持参している。
《減塩こだわり醤油》
フタはパタンと閉じる式ではなく、ねじって締める式。
カバンの中で爆発されると悲惨なことになるからだ。
プラスチックではなく、(重いけど)瓶にしている。
カバンに圧力がかかっても、爆発しない為に。
醤油さえあれば、たいがいの料理はなんとかなる。
その昔、海外旅行に行くときに、
スティック状の《粉末の醤油》を持ち歩いていた頃があった。
最近はとんと見ないが、あれは便利だった。
水分の在るモノなら何でも、そこに振りかければ、
たちまち醤油になり、あまり気分の乗らない食材を食べる時に、
役に立った。
私はほとんど使わなかったが、同行の人たちは、
おおいに喜んでいた。
もう作っていないのだろうか?
今あれば、よろこんで買うのだが・・・
粉末と言えば・・・あっ紙面が尽きた、また明日。