《ゴールドラッシュ》その昔、アメリカ西海岸やアラスカで湧いた、金の採掘だ。
アメリカ映画の西部劇を繰り返し観てきたものだが、
今考えてみれば、アレは金採掘の町の話だったのではないか?
ならず者が、金を運ぶ列車を襲い、金塊を強奪する。
大陸横断鉄道がものすごい勢いで開通したのも、
金を西海岸から東海岸まで運ぶ為だたったのではないか?
今でも、金の採掘は続けられている。
大規模なマシンを使っての採掘もあれば、手堀りもされている。
では日本ではどうなのか?
勿論、採掘地は少なからずある。
ようは、採算が取れるかどうかなのだと言えよう。
「金採りにいきませんか?」
友人に誘われ、パンニング皿を片手に、
東京近郊の川に向かう。
都心から、小一時間の近場である。
恰好は、ウエーダーというオーバーオール型のズボン。
パンニング皿とスコップにバケツ。
金が採れた時用の、スポイドと、ピルケース。
いざ!
結果から申そう。
ほんの15分の奮闘で、冒頭の金が採れた。
どうやら、金はアチコチに散らばっているらしい。
山の上に金鉱があれば、そこから流れ出た細かい金は、
砂金となって、下流域に流れ留まる。
《砂金採り》という言葉は、これを掬いとる作業である。
ただし、一度に人間が掬える量は少ない。
現在、金は非常な高値になっている。
コロナの始まる前の二倍ほどの金額だ。
異常とも言える高騰だ。
つまり、高騰によるゴールドラッシュがおこっている。
とはいえ、日本で、ラッシュはない。
なぜか?
まさか自分たちの住む町の川に金があるとは、
誰も考えない。
考えたとしても、採算が取れるほどの採金となると、
派手なマシンの投入となって、資金がかさむ。
もうけ話しではない。
しかも、自然破壊にも繋がるかもしれない。
そこで、趣味としての金採りが注目される。
川の砂をパンニング皿(パン皿)でパンニング(選鉱)するのである。
こんな話を聞いたことがある。
・地球にある金の量は、オリンピックプール2杯分。
・金という物質は、太陽の爆発の自然現象ではできない。
・1グラムの金を伸ばすと、4キロほどの長さになる。
どれも見分に過ぎないのだが、面白そうだ。
毎週、川をすくっていれば、
一年で指輪くらいできるかもしれない。
まずい、また趣味が増えそう――