先月、能登島をロードサイクリングで走っていた。18段ギアという、ギアとしては少ないが、軽くサイクリングするには、
充分な走りができる。
立ち寄った海辺の喫茶店の女性店主さんが、
「イルカウオッチングできますよ」
と教えてくれた。
能登島のどこかにいると言うのである。
船も出せると言う。
しかしながら、その数日前に、大分県の小島に渡る渡船から、
偶然、イルカの群れを見ていたので、わざわざ、船に乗らなくてもと、
ありがたく辞退させていただいた。
その後、30分もペダルをこいでいたら、
港の岸壁の先の海に、黒いモノが――
イルカ?
なんと、数頭のイルカが、岸から10mほどの所で、
遊んでいるではないか!
カメラを向けたが、ズームしなくとも姿が撮れる。
これは、ラッキーなのか、それとも常にいるのか?
地元の方に訊けば、島のどこかに常にいるらしい。
居付いていると言う。
よほど餌が豊富にあるのか、子育てに向いている島なのか、
ふ~ん
感想としてはありきたりだが、ふ~んとしか言いようがない。
自転車は、せっかちさんが動くには最適だ。
車は動きの速さは勝るが、駐車場を探したり、路駐できなかったり。
バイクは、駐車はしやすいが、速すぎて、発見が少ない。
徒歩は、発見だらけだが、その範囲が狭まる。
丁度いいのが、自転車となる。
止まりたいところで、ピタと止まる。
ゆっくりこげば、それなりに、
速くこげば、それなりの動きや発見となる。
旅では、折り畳み自転車を車に積んでいる。
しかし、時には、ロードサイクルと言うのもいい。
特に、橋の上は景色が最高に良い場所。
そこで立ち止まれるのも、自転車ならではだ。
ヒルクライムというキツイ登り挑戦などしなければ、
ごきげんな旅となる。
イルカを見つけられたのも、サイクリングのおかげかも。
それにしても、よくイルカに遭遇するナ。
頻度が高くないかい。
お金払ってないゾ。
地元の人たちは、見向きもしていないゾ。