《鹿に注意》沖縄を除く全国、鹿注意の標識を目にする。
すべて黄色い◇である。
その中に、鹿が右方向に跳躍する絵が描かれてある。
道路公団が作成したイラストだと察する。
さて、アナタに問いたい。
いままで見てきた鹿注意の標識は、全部同じでしたか?
では、北海道の鹿注意標識を見てみよう。
まずは、コレ。

アナタが見ているのは、この標識ですか?
鹿の角(ツノ)にしっかりと目を向け、記憶してください。
では、次にコレ。

よく見れば、角が微妙に違う。
では、コレは?

明らかに角の形が違う。
「ちょっとだけ間違いました」レベルではない。
イラストレーターの思惑は何だろうか?
1;ずっと、同じ絵を描いてきて、飽きてしまった。
2;見る人たちが同じ絵だと、注意しなくなっている。
3;違う絵を描くと、イラスト料が、ふたたび入る。
では、違う絵が、アトランダムに立てられているのは、なぜ?
この疑問もハテナのままだ。
では、次にコレを見ていただこう。

鹿の子供までが渡ろうとしている。
さすがにバンビの登場とあっては、運転手はアクセルを緩める。
効果絶大であろう。
それならばと、こんな標識に出くわす。

なんだなんだ鹿の大群じゃないか!
こうなると、ブレーキまで踏んでしまう。
「ほんまかいな!」
疑いまでおこってしまう。
もはや、鹿注意の範疇をこえ、鹿の暴走族である。
鹿におどされている。
ぶつからないならば、会ってみたいとさえ思う。
望むらくは、先頭の鹿の角に、黄色い旗をつけてもらいたい。
暴走族とまで言われてしまった鹿だが、これらの標識には、
鹿注意とは書いていない。
《動物注意》である。
鹿は、代表選手として、損な役割を担わされている。
クマやキツネは、しめしめとどこかで、お馬鹿な鹿を笑っている。
そんなだから、漢字に名前を使われるのだと、指さしている。
これらの標識の役割に納得しない来道者の為に、
(北海道に外から来た人は、来道者と呼ばれる)
↓ おなじみのこの標識でなじんでもらおうとしている。↓

↓ そして、たまにイレギュラーな標識もある。

↓ んで、わたしも忘れないでネ

お腹の下は、どうして黄色に塗らなかったのだろうか?