つい最近、二つの映画を観た。ケーブルテレビで流されているモノだった。
・《コーダ 愛のうた》
・《エール》
コーダを先に観た。
CODAとは、Child of Deaf Adults
(聴覚障害の親に育てられた子供)の意。
アメリカの漁師の親子の話である。
エールは、フランスの映画。
フランスの農家の親子の話。
実は、エールのリメイクが、コーダである。
映画によるリメイクはしばしば行われ話題を呼ぶ。
そんなことは知らずに、偶然私はふたつを連続して観てしまった。
びっくりした。
何にびっくりかと言えば、ふだんリメイク映画を観ると、
元の作品からかなり変わっている場合がほとんど。
ところが、この二本は設定は違うが、基本の流れが、
あまりにも似ている。
知らないで観ていると、こんな言葉が浮かんできた。
《盗作》、《パクリ》
もちろんリメイクだから、そんな事はないのだが、
なにも知らずに観ると、面白い。
まだ観ていない方の為に、解説をしたくないので、
この辺にしておくが、人の生き生きした活力を感じる。
聴覚障害について、あらたな考えを持つべきだと――
そして、私の観た順番はこれで良かったのではないかと、思った。
《コーダ》⇒《エール》
映画のリメイクとは、リメイクされた方が、前作をより良くしようと、
しているので当然、面白くなる。
しかし、原作が素晴らしかったから、リメイクした訳で、
やはり、原作にはゼロから造り出したエネルギーがある。
解説はしないと言ったが、これだけは言っておきたかった。
音楽の先生はどちらの作品でも、秀逸だネ。

1万メートルの上空から瀬戸内
冒頭の写真とよく似ているが、別の島