《自給自足ファミリー》 BSテレビ東京で放送されている番組である。
毎年、私が家族を訪ね、番組のナレーションにも携わっている。
その昔は、自給自足と言えば、
世捨て人とか、ちょっと変わり者のイメージが強かった。
しかし実際は、とても積極的に人生に挑んでいる人たちである。
彼らの生活は、忙しい。
常にたくさんの事を、日々待ったなしにこなしている。
時間が足りないと言っていい。
自給自足をするにあたって、必ず挑むのは、
《米造り》
地主さんから借りた田んぼを再生させる。
米造りは、必須となっている。
当然ながら、醤油や味噌などの調味料のたぐいも、
すべて作ってしまう。
となると、野菜はもちろん、家畜も飼う。
家を改築したり、新たに建てたりは、当たり前のようにやる。
風呂は手作りもしくは、マキでたく風呂をそのまま使う。
夫婦で始める人が多い。
日々の忙しさにデブることがない。
昔の日本人のような体形をしており、顔つきがキレイである。
表情が豊かという言い方をしてもよい。
子供たちも増える。
学校はどうするのか?
最近知ったのだが、子供本人が、行かないと言えば、
小学校は行かなくてもいいらしい。
義務教育の法律が変わったのだろうか・・・
学校に行かないと、大量の時間ができると分かった。
勉強は、親が教える。
子供たちは、無理やり教えられるのではないので、
勉強が嫌いではない。
むしろ積極的に学ぼうとするので、覚えが早い。
(※義務教育を否定してはいない)
毎日が林間学校のサバイバルなものだから、たくましい。
なんでもできるようになる。
大工仕事も、米造りも、畑も、水引きも、
自動車を走らせる油も――
自分の家すら小学の年齢で建ててしまう。
とはいえ、テレビはない。
買えないという理由もあるが、
観る時間がない、というのが真相のようだ。
ただし、パソコンはある。
使い方も達者である。
最近訪ねたある家族の子供たちは、
将棋に夢中だった。
しようと思えば、一日中将棋をしていられる。
好きだからそうしている。
ひょっとすると、プロの棋士が誕生してもおかしくない。
20日日曜日、14~16時 BSテレビ東京
再放送に新作もあり
23日水曜日、19~21時 BSテレビ東京
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