《誰も運転していないのに船が動く》自動運転は、車だけではない。
船の世界も、自動が始まっている。
まあ考えてみれば、車のように道路という、
狭くて細い場所はほとんどないのだから、
自動にしやすい乗り物かもしれない。
そうか、よくよく考えてみれば、飛行機には、かなり昔から、
オートパイロット(自動運転装置)があった。
映画でも、パイロットが、
「自動運転にします」セリフを喋っていた。
昔の映画では、自動運転にしてパイロットが客室に、
ご挨拶に回っているシーンがあったものだ。
あげく、お客の子供を運転席に連れて行って、
勝手に動いているハンドルの動きを自慢げに見せたりしていた。
スチュアーデス(客室乗務員)に問われて、
ウイスキーを注文したりしていた。
今は、ハイジャック対策で、しきりのドアは開かないし、
酒も飲めなくなっているのだが、ずいぶん緩い時代は、
さほど昔ではなかったのだなと、感慨が深い。
さあ、車が自動運転になり、船も自動になり、
飛行機はとっくになっているとすれば、あとはアレ・・・
「列車の自動運転」
よくよく考えれば、最も自動にしやすい乗り物である。
レールの上しか走らないし、止まる場所も決まっているし、
滅多なことでは、人やモノが飛び出してこない。
所によって、自動化している列車もあるが、
普及するだろうか?
というより、ほかの乗り物に先がけて自動化しやすい列車が、
これまでなぜ自動化されてこなかったのか?
「たくさん人を乗せている」
という理由だけでは、説得に無理があるだろう。
船や飛行機も、お客満載なのだから。
さあ、なぜ?