昨日、「ご指摘の通り」の話しをしていて、ふと思い出した。以前、テレビの中で、この言葉を頻繁に使う方がいた。
「言いえて妙ですね」
どなたかの発言のあと、ポンとこの言葉を吐く。
おそらく、「同感だ」とか「なるほど」とか、
もっと短く言えば、「ほお」とかで済む言葉を、
「言いえて妙」と表している。
これも、
「おっしゃる通り」や「ご指摘の通り」と同様、
言われた側は、褒められているようで気持ちがよい。
しかも、前ふたつよりも、褒め方に知性をからめている。
アナタは知的に優れていると褒めている。
もっと褒めれば、「ウイットに富んでいるネ」ともとれる。
時には、ほんとにポンと手を打って「言いえて妙!」
あたしゃ気づかなかったがアンタは偉い・・・となる。
暗に、ウチの相談役に来て欲しい的な誘いすら感じる.
「気球を打ち落とすというのは、風船を割るのと違い・・・」
「言いえて妙ですね、昔、風船オジサンがいまして、アメリカまで」
文脈と関係なく、「言いえて妙」を挿入され話を変えられても、
持ち上げられたコッチは、気分が良いので、文句のひとつもない。
で、訊いてみる。
「で、風船オジサンはどうなったんですか?」
「いまだに、発見されていないんですな。海に消えたのか、
それとも、どこかで生きているのか、まるで紙風船ならぬ、
神風船のように」
「ほお、それは言いえて妙ですネ」
お返しされたりする。
「言いえて妙」の語源はよく分からないが、
気づいていない点を指摘された時に出てくる言葉のようだ。
同じ褒めるやり方でも、
もう少ししたら元に戻って、もっと簡潔な言葉になるかもしれません。
「なるほど・・・」