問題です。「生木と枯れた木、切るとしたら、どちらが簡単ですか?」
感覚的に答えてください。
都会ではなく、田舎の町や村の看板に、
《大木切ります》
というものがある。
家の庭で大きくなり過ぎた大木を切ってさしあげるという商売である。
大木というからには、直径50センチどころではなく、
1mにもなる大木もある。
となると高さ20mを超えるものまである。
そりゃあ、素人には手を出せない。
仮に時間をかけてノコギリやチェーンソーでガリガリやったとしても、
倒せない。
20mもの高さが倒れれば、当然、20m先まで届くわけで、
なおかつ枝の範囲に至っては、10畳間や、
20畳間という範囲の物体をなぎ倒して倒れる。
それも意図した方角に倒れればよいのだが、
「えっウソっ、反対側?」
よくある《木を倒すあるある》が起こる。
冒頭の質問は、チェーンソーを扱った人なら簡単に答えがでる。
答え:
生木の方が簡単に切れる。
特に、蔦などのカズラ系は、いとも簡単に切れる。
腕の太さくらいの蔦であれば、3回のシャクッでカットされる。
アダンなどの南国の木も、一見堅そうだが、やはり3回のシャクッ!
木は、乾燥すると固くしまり、えらく大変な作業を強いられる。
っと、体験上知った。
最も分かりやすいのが、竹だ。
生竹は、どんな太い竹でも、あっさり切れる。
ところが、乾いた竹は、悩ましい。
生竹の数倍のチカラが要る。
たとえば、時代劇で竹林のチャンバラで、
スパッと竹が切られる場面がある。
あれは、元々切れている竹を繋いで、刀を振った瞬間に、
美術さんが、竹をズラす作業をするのだが、
実際に、生竹でも可能なハズ。
ただし、斜めに切られた竹が落ちてきて刺さるやもしれず、
これは危ない。
よもや枯れ竹を日本刀で切るなどとは、宮本武蔵クラスの剣豪に、
お願いするしかない。
柳生一族にも登場願わねばならないだろう。
さあ、ここで不思議なのが、《草》だ。
草刈りも頻繁にする私である。
草に関しては、生の方が刈りにくい。
水分があるので粘る。
草刈り機の歯に巻きついてきて、チカラが要る。
に対して、乾いた草は、簡単。
バリバリバリバリ
バリカンで坊主頭を刈るようで、気持ちがよい。
木と草の違いは何だろうか?
いずれ改めて考えてみたい。
ハエトリガミ