この写真は、与論島の、とある食堂のテーブルを撮ったもの。 瓶が8本並んでいる。
塩や酢、昆布、唐辛子など。
《やきまし》などという分からないものまで置いてある。
注文した品に、好きにかけて下さいとのふれこみだが、
こんなに調味料系が並んでいるテーブルも見たことがない。
その割には、ほかの店によくある、胡椒やラー油、ソースがない。
ケチャップもマヨネーズもない。
ドレッシングもない。
そしてここが肝心なのだが、醤油がない。
でも爪楊枝はある。
「おねがいしま~す」
お品書きの中から、《もずくそば》を注文した。
しばらくして、湯気のあがる、もずくそばが出てきた。
まず、汁を飲む。
麺をすする。
そばと言うものの、いわゆる蕎麦ではない。
もずくを練りこんだ沖縄そばである。
う~~む、旨い!
顔をあげ、先ほどの瓶たちに目をやる。
いくつかかけてみよう。
酢と唐辛子をかけてみる。
味が進化した。
よく分からない《やきまし》をかけてみる。
ふたたび進化する。
その後、あれもこれも、試してみる。
なるほど、テーブルの上で客が料理に参加するシステムだ。
そこでハタと気づく。
このテーブルにないモノは入れる必要はない。
ケチャップもソースもマヨネーズも、
はたまた醤油も、しょっぱくなるだけだ。
えっ、刺身を注文したら?
その時は、醤油を持ってきてくれます。
2種類の・・・~~~~~~~~~
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