はるか上空にある雲は面白い。 水が、ここまで上がってくる事実を知る。
夕暮れ時、傾いた夕陽をあびながら、
上空の飛行機は飛んでいる。
眼下では、ときおり、入道雲の中で稲光がかがやく。
ん・・・?
カミナリは落ちると表現するが、
見ていると、どうみても、地面から上にむかって光は続いている。
それは、一本の樹のように見える。
根本から枝が広がっている。
「カミナリが落ちる」と表現すると、
(一瞬のことだが)空から光が地上めがけて進むように感じる。
ところが、よくよく見ていると、逆さまではないか?
樹の根っこから発した稲妻が、空に向かって枝々に分かれていく。
山の中で見るカミナリも同じ動きをする。
地面に近いところが光り、そのあと上空が光る。
あまりにも一瞬のことだが、
流れとしては下から上のような気がする。
電気は、プラスからマイナスに向かうと学校で習った。
さらに習ったのは、地面はマイナスだと教わった。
すると・・・どういうことだろうか?
《カミナリの伝達は、マイナスからプラスに向かっている》
教わったことと、真反対ではないか?
これはどういうことだろうか?
私の観察が間違っているのだろうか?
ということで、こういう言葉を変えてみたい。
(これが正しいかどうか、知りたいのだが・・・)
「雷が落ちる」⇒「雷は空へ向かう」