この写真は、とある場所に拵えた階段である。 土の上に小石を集めてならべ、歩きやすいように階段を造る。
まず、言い訳をしよう。
この日は、とても暑い日だった。
日中、小石をバケツに集め、何往復もした。
一往復で、汗がドバっと出て、フラフラになった。
数往復目には、何をしているのか定かでなくなった。
しかして、出来た階段は、見た目はあまり良くなく、
しかも、数日で崩壊する羽目になった。
仕事だの作業だのは、情熱も必要だが、
その時の気象条件が意地悪く作用すると、
ロクなものができない。
やる気も失せ、細かさを放棄しようとする。
ただでさえ、頼まれて始めた階段づくりではない。
自らかってに始めたものだから、お日様に負けた途端、
しぼなえるのも早い。
これがスポーツだと、もう少し頑張れる。
暑くとも、辛くとも、何かを得ようとする達成の為に、
あと少し頑張ろうという気になる。
特に団体競技だと、もう少し感はおおきい。
個人競技でも、目標があれば、あと3歩くらいは身体が動く。
勝ち負けなどという競技であれば、
5歩くらいは、執念深くなる。
執念で、ものを造ろうとは思わないが、
時には、執念も自分の可動域を広げる。
執念深いのは嫌われるが、自分の余力に執念を燃やすのは、
アリかもしれない。
「あと一歩だったネ」
と言われない為に、練習(稽古)に執念を燃やしてみようかな。