「う~~む、困った」羽田空港の土日の駐車場は混む。
混むのは覚悟しているのだが、程度がきつい。
駐車場が空くのを待つ人は考える。
空港の駐車場の車がいなくなるのは、
どこかから飛来した飛行機から降りたドライバーが、
一台車を出せば、一台中に入ることができる。
2台出れば、2台は入れる。
この当たり前の事を理解しているが、
入庫待ちをしている車の長い列を見ていると、
ほとんど前に前進しないので、
ひょっとしたら、飛行機は飛来していないのではないかと、
疑心が湧く。
時間はどんどん過ぎてゆく。
自分が乗る飛行機の搭乗時間が、せまってくる。
かなり余裕をもって羽田に来たつもりなのだが、
2時間前では、遅かったかもしれない。
いまや、3時間、4時間前に来なかったことを後悔し始めている。
このままでは、飛行機に乗れないのではないか?
車をほおって、搭乗口に向かう訳にもいかず、
だからと言って、並んだ列から脱するのも、
キチキチで難しい。
仮に、この列から脱しても、他も満杯である。
以前、国際線の駐車場にも行ってみたが、
そちらも満杯だった。
この状態では、おそらく乗り遅れている人が、
たくさんいるに違いない。
みんなどうしているのだろうか?
「駐車場予約システムがありますよ」
うむ、教えて貰って、ネット申し込みを覚えた。
しかしながら、土日は、一カ月前でも、
予約はすでに満杯だった。
列の長さ、50mほどの所で、係員の方が呼びかけている。
「90~120分待ちになります」
以前、コレを聞いて、すぐに羽田を脱出して、
都内のとある駐車場まで車を置きにいった。
そのあと、電車で向かったのだが、ギリギリのタイムであった。
まだ乗り遅れたことはないが、飛行場の駐車場空きの待ちは、
誰かが飛行機で飛来しなければ、自分が入れないという、
トコロテンにも似た、押し出し式である。
すると、こんなことを言いだす人がいる。
「わたしゃネ、朝ごはんを食べるとすぐに・・・」
下品でごべんなさい。