午後３時になると、ワッと咲く花がある。（上の写真）

《三時草》などと呼ばれている。

《爆蘭》ハゼラン　と呼ぶのが正しいようだ。

この花はそこかしこにある。

いわゆる雑草。

時刻を知らせてくれる花。

おやつの時間になると、ワッと咲きだす。

赤い小さな花。

近所に咲いているこの花を見ていたら、そのすぐ横に、

《オシロイバナ》があった。

コチラは、午後４時に咲く。

ハゼランもオシロイバナも、きっちり時間を守る。

３時と４時に、まるで時計、

それも目覚まし時計を持っているかのように、咲く。

試しに、その横でスマホのタイマーをかけて、

ジッと待っていたのだが、

はからんや！

まず３時にハゼランが咲き、４時にオシロイバナが咲きだした。

日照時間なのか？それともタイマーがホントにあるのか？

人間が定めた時刻という概念を、

あざ笑うかのような振る舞いである。

とはいえ、「総員はじめ！」ではない。

はぐれ者も、少なからず居る。

間違う者、いい加減な者、わざと従いたくない者、

色んな者が居てこその、群らくなのだろう。

総員はじめ！で、全員が従うのも、気持ち悪いかもしれない。

この微妙な塩梅に、安心感をおぼえる。

わたしの場合は、

《わざと間違う者》に分類されるかもしれない。　　　　　　　　《四時草　オシロイバナ》