今年が寒くないという証明できるモノ。
《裸足》
はだしで歩いている。
サンダルは履いているが、靴下を履いていない。
北国の方には申し訳ないが、関東に住んでいると、
日当たりが良い。
日中、ちょいと出かけるには、サンダルをつっかけて歩く。
この習慣は、春先、3月頃から始まる。
足がホテる人間にとって、靴は、蒸れる。
裸足でいたいと常々思っている。
家の中では、完全に裸足生活なので、外もそのままがうれしい。
仕事に出かける時だけ、靴下を履いている。
あるいは、ランニングや登山でも靴下を履く。
それ以外は、裸足。
その生活が、今年にかぎり、11月になっても裸足。
12月になっても裸足。
もう、12月も終盤になるというのに、まだ裸足。
まさか、年が変われば、さすがに・・・と思うのだが。
毎年通っている南の島、与論島の住人は、
冬でもサンダルで歩いている人が多い。
冬でもということは、一年中という意味である。
友人の、カズくんに問うてみた。
「靴もってんの?」
「持ってますよ、イザという時に」
「イザって?」
「ほら、カンコンとかソウサイとか」
なるほど、そんな時しか履かないのが靴なんだ。
彼の中で、靴とは、黒い背広と同義語らしい。
そういえば、カズくんと、危ない崖を上り下りしたことがある。
いわゆる断崖である。
あまりにも危ないので、ロープを繰り出したのだが、
カズくんは、ビーチサンダルに裸足だった。
そのあげく、終わったら足が血だらけだった。
「痛くないの?」
「痛いですよ」
「靴はけば」
「持ってないですよ」
「いまは、イザじゃないの?」
「あれは革靴なんで」
ふむ、なるほど運動靴を持っていないらしい。