「ジョギングが嫌いなアナタを、ジョギングに誘い出したい」
私は、長い距離を走るのが、苦手である。
マラソンは、たぶんできない。
そんな私でも、走るには走る。
昔からスポーツマンに言われる言葉がある。
「走り込みをせよ」
もっとも効率よく体の状態をあげるには、走るしかないという意味だ。
逆に言えば、走り込みは、「やらないと状態があがらない」となる。
「走らなければならなのは分ってるんだけど、腰があがらないの」
ソファでテレビを観ているアナタをどうやったら走らせられるか?
今日は、良い方法をご教授いたしましょう。
人間は、頭の中でどんなに想像行動をしていても、
《やる気》は起きてこない動物と言われている。
言っているのは、脳学者だ。
なにはなくとも、まず身体を動かし始めると、
《やる気》のスイッチが入る動物らしい。
ということは――
ソファからまず立ちあがるのです。
何かをしようなどと考えずに、「まず立ちあがる」
さあ、そこからテレビレポーターになりましょう。
自分の行動を、口に出してレポートしてゆく。
「あらあら、私はなにをやっているのでしょうか?
突然立ち上がりましたよ。どこに行くのかと思いきや、
洋服ダンスの扉を開けて、中から取り出したのは、
ジャージではありませんか。あらら長そでのティシャツも
引っ張り出しました。着替えるのでしょうか?いったい何を
しようと云うのでしょうか?
頭に巻いたのは、バンダナですか?ひょっとしてポケットに
入れたのは、パスモと千円札でしょうか。
化粧台の前で、日焼け止めを塗り出しましたヨ。
あっという間に、玄関にやってきてうずくまっていますネ。
履こうとしているのは、運動靴ではないですか?右左と、
ヒモをしっかり〆ています。なぜか、急いでいるようです。
おっ家のカギを持ちました。一応ポストを確かめましたネ。
さあ、ドアをあけてカギをかけましたヨ。
まさか・・・走る訳ではないでしょうネ。うっそ、走り出しました。
どこへ行くのでしょうか。私は、何をしているのでしょうか!」
自分の実況中継である。
いちいち自分の行動を描写する。
やってみれば分かるが、簡単に誰でもできる。
「変なヒト」でもあるが、気にしない。
口に出して喋ることで、行動がスムーズに続いてゆく。
《走ろうとする決心》をしないで済む。
いつの間にか、外に繰り出している。
とりあえず出てしまえば、あとは、走ろうが歩こうが、
やっぱりやめようが、どうとでもなる。
脳学者の言を信じてみよう。
それには、実況中継を!
――明日は、走るやり方を考えてみましょう――