大分の朝食バイキング
サプリの類を、いっさい飲まない。ただし、サプリを飲まない主義ではない。
友人らから「飲んだ方がいい」と何度もすすめられる。
運動系の関係者や、医者などからも、
「もう飲んだ方がいい年だね」。
役者仲間には、
「えっ飲んでないの?」不思議がられる。
本人も、そろそろ飲んだ方がいいのかな?
大谷選手が大量のサプリを飲んでいる報道を聞くと、
飲むべきなのかな・・と一応悩んだフリをする。
では、なぜ私はサプリを飲まないのか?
この20年間に、いろんなサプリの錠剤を頂いた。
「ふ~ん、こんなモノがあるんだぁ~」
感慨と共に、朝、水でゴクンと飲む。
そして一月が経つ。
ビンに入った錠剤を見つけて眺めるが、まったく減っていない。
1回だけ飲んで、ほおってある。
そんな瓶だの袋がいくつかある。
はやい話が、面倒なのだ。
錠剤だの粉だのを飲むのが、めんどう。
子供の頃から、医者に処方された薬さえ、
最後まで飲み切ったことがない。
ちょっと良くなりかかったところで、おっぱらかしてしまう。
毎日毎日、食い物でもないモノを口に入れるのが、ツライ。
というより、その行為を忘れてしまう。
毎朝、きちんと袋から出して飲んでいる友人には頭がさがる。
よもや、ピルケースを持参し、大量の錠剤を、
1日に3回ゴクンゴクンをやっている方には、敬服してしまう。
その方は、サプリと共に、医者から厳命された薬も、
ゴクンとやっているのだから、どれほどの量が,
腹に収まっているのか。
興味はあるので、彼に訊いてみた。
「ソレ、飲んでいい?」
「ダメ、高いんだから」
興味本位では、譲ってもらえなかった。
以前、《スポーツマンNO1》のテレビ番組に出ていたとき、
皆が飲むサプリをすすめてくれたことがあった。
一応買い求めた。
しかし、やはり一応で終わってしまった。
多くの粉や錠剤がリビングに積まれただけだった。
「いやぁ~コレのんでから疲れが残らなくなってねぇ」
「走ってる最中も、息があがらないんだよぉ」
「山から降りて、筋肉痛がなくなってサ」
良い事ずくめの意見がささやかれる。
そんなことがあるのだろうか?
あったとしても、私にとっては、
《毎日きちんと飲む》という行為が、
もっともハードルが高く、それだけで、
身体に悪い影響を及ぼしそうなのだ。
いや、こころに悪い影響と言った方がよいだろう。
「あっ、今日飲まなかった・・・」
「あれっ、もう3日飲んでない・・・」
ダメな自分を再認識しなければならなくなる。
私が毎日できること・・・それは、
このオフタイムを書くことだけです。 北海道 滝の上町の朝食