「イシマルさん、先日、きなこを飲んでいると言いましたが、 きなこは、サプリですヨ」
あんですと?
きなこがサプリ?
確かに、きなことは、大豆の粉であり高タンパクの、
最たるものであろう。
運動系のサプリで、高タンパク物が、
何で作られているのか知らないのだが、
大豆であっても、不思議でない。
しかし!
だからと言って、きなこをサプリを断定していいのか?
すると、先ほどの友人がのたまう。
「日本の三大サプリは、きなこ、はったいこ、甘酒ですヨ」
ふ~ん、そう来たか・・・
サプリの考え方を、
《身体に摂取しやすい良いもの》としたのだな。
そういう意味では、きなこはイソフラボンを摂りやすい。
甘酒もそうだろう。
ところで、《はったいこ》を食べたことがあるだろうか?
子供の頃、腹が減ると、母親が、
はったいこの練り物を造ってくれた。
たしか大麦の粉だった。
麦焦がしとも言われ、独特の甘みがあり、
何かと言えば、「はったいこ食べてなさい」
祭り事があれば、「きなこ餅食べなさい」
年に数度、「甘酒できわよ~」
子供たちのオヤツの代表格であった。
とはいえ、最後の甘酒が苦手な子供もいた。
私である。
我が家の母親が間違っていたらしく、
甘酒を酒粕で造っていたのである。
ただでさえ、酒嫌いな子供は、酒粕が大嫌い。
それを使うのだから、旨いわけがない。
何度か、甘酒を口にするのだが、どうしてもゴクンとできない。
それどころか、甘酒容器を鼻に近づけると、
ポワ~ンと漂う酒粕の匂いに、気持ち悪くなる。
本来の甘酒とはアルコール分0%なのだが、
我が家の場合は、多少アルコール分があったのではないか?
疑惑がうかぶ。
かくして、今では酒は大好きなのだが、
甘酒だけは、好んで飲まなくなったのである。
甘酒好きには、その方が好都合でしょ、
一人分浮くのだから・・・