『は~い皆さん、信号の絵を描きましょう。』
(え~そんなの、簡単じゃん。
左から、
青、黄色、赤 でしょお・・)
・・と思った方はね、どちらかというと、
暖かい地方にお暮らしの方ですな。
雪国に暮らしている方は、
(ざけんな!
左から・・って、意味わかんねだ!)
と、ご立腹なのだ。
ではでは、本日の最後に、
北国の信号をお見せしましょう。
その前に・・ほんじゃあ、勢いを付ける為に、
<
南国の信号>でも、
見てみっかい?
あれっ 点いてない。
そのとおり、点いてない。
いや、点けてない。
点ける
必要がない。
一日のうち、ほんの一時間ほど、
夕方に点ける。
それ以外の時間は、点けても、止まるべき自動車が
走っていない。
それほど・・小さな南の島では、信号が
必要ないのだ。
『じゃあ、何の為についてるの?』
いい質問です。
ふむふむ、それはね、もし 島に信号がなかったら、
将来島民が外に出て、大きな町に行った時、
初めて信号を発見して
『アラなんじゃ!キョロキョロ目ン玉の色が変わちゅうぞ!』
・・と、ブッシュマンのニカウさん状態にならない為だ。
教育の一環なのだ。
(おいおい、イシマル君、そんなに南の人をバカにしていいの?)
と思ったあなた・・
いいんです。だって、島の方たち、
信号に引っかかると
喜んでいるんですから。
つまり、信号は、
引っかかってこそ意味があるのですよ。
引っかからない信号なんて、
無いに等しいのだ。
引っかかるレジャーとも言える。
『お母ちゃん!今日、2回も信号に引っかかったっチ!』
ええと、なんだっけ?
そうだ、雪国の信号だ。(雪が積もらないように・・)