
《
ハッポウウスユキソウ》
《ウスユキソウ》という高山植物がある。
白い花弁がふわっとまるで綿が付いているような膨らみがある。
ヨーロッパでは、こう呼ばれている。
《エーデルワイス》
そう、アナタも知っている、歌にまで唄われた花。
映画《サウンドオブミュージック》の中で、
ジュリー・アンドリュースが、
清らかな歌声で聞かせてくれた。
日本の北国の山中に、ポツリポツリと咲いている。
高山の花の名前は、その山の名前が冠になっている場合が多い。
たとえば、
谷川岳なら、《タニガワウスユキソウ》
八方尾根なら、《ハッポウウスユキソウ》
てな具合に、その地で名前が変わるのだが、
名前だけでなく、形や色あいが微妙に違う。
その地の気候に左右されて、DNAが変化したのかもしれない。
登山者、特に女性に人気が高い。
高山の花の名前で最初に覚えたのが、ウスユキソウだと、
嬉しそうに語る方に、何人も出会った。
登る山を決める時に、ウスユキソウが咲いているのが条件、
と言う人すらいる。
私のカンでは、その山に冬に雪が降ることが、
生息条件となるのではないだろうか。
そろそろ残雪の残る山の雪が消える頃となった。
残雪のアトに、高山の花がいっせいに、咲きだす。
そこは、《おはなばたけ》と、山では呼ばれている。
植えたワケでもないのに、お花畑。
昔の山ビトが名付けた、夢ある呼び方だが、
まさにその通りなのだから、命名に拍手をしたい。
《ニリンソウ》