大阪で、とある面白い公演をやっている。 喋ることがない舞台である。
いわゆるパントマイムとも言えそうだが、
ちと違う。
どちらかと云えば、ピエロ芸に近い。
その昔の、チャップリンだのバスターキートンだの、
ハロルドロイドだのの時代の、白黒映像のコントを、
現代にやってみたら、どうなるか・・・
吉本新喜劇座長の「内場勝則(うちばかつのり)」さんとで、
20年前に造った無声コントを、久々に蘇らせた。
題名は、《オールドスタイル》。
作演出;後藤ひろひと
25年前に知り合い、数々の舞台を共に作ってきた。
共にと言うと、本人に叱られそうだが、
「内場さんと共に」と言う風に言い換えると、
共感してもらえそうだ。
内場さんは、吉本新喜劇の元座長である。
その芝居の面白さは群を抜いている。
セリフ回しの絶妙さもさることながら、動きにキレがあり、
私が、やろうとする強引な動きを、いとも簡単にクリアする。
いわゆる二人にしかできないコントをやろうとしている。
毎日稽古で、すこしづつ動きを変化させてゆくのだが、
すぐに対応してくれる。
ものすごい方がおられると感嘆すること、しばし。
実は、この舞台では、ふたりで絵を描いている。
さて、どんなモノになりますやら・・・・