朝焼けが、あざやかな季節がやってきた。朝焼けを見て、美しいと思うのは、なぜだろうか?
単に、赤がはげしいだけであるのに・・・
それも、毎日のように起こる現象なのに・・・
朝焼けは、雨の知らせとも言われ、
天気が崩れることが多い。
実際、朝、ものすごく激しい輝きを見てしまうと、
おおむねその日の午後には雨に会っている。
昔のヒトの観天望気(かんてんぼうき)には、頭がさがる。
「夕焼けは晴れの知らせ」ともいう。
この観天望気も、よく当たる。
《秋の夕焼け鎌を研げ》
などと言う。
明日は晴れるので、稲刈りをせよという意味だ。
ことわざにすると、人は覚えやすい。
当たらないこともあるが、当たった時だけ覚えているので、
「それ見た事か!」と、言った人は鼻高々。
そういえば、《観天望気》を私は勘違いしてずっと、
《観望天気》と覚えていた。
コッチの方が、それっぽくないでしょうか?
正しそうでないですか?
なんせ、〇〇天気と漢字が並んでいるのですからネ。
そして、平然と「かんぼうてんき」と喋る私に、
「それ違うよ」
と言ってくれる人がいなかった。
なんとなく違うのは分っていても、
自信をもって喋る人に、指摘しづらかったのかもしれない。
あるいは、私がわざとひっくり返して喋っていると思ったか。
もしくは、指摘せずにいれば、いつかコヤツは、
みっともない目に逢うワイ、ウヒヒ
と考えたか・・・