スパゲッティは、何を選びますか?50年ほど前には、スパゲッティと云えば、
《ナポリタン》と《ミートソース》しかなかった。
いずれも、トマト系のもので、イメージでは、
混ぜているか、混ぜていないか程度の差しかなかった。
ある日、渋谷に《壁の穴》というスパゲッティ屋が現れ、
《タラコのスパゲッティ》という画期的な和風を世に出し、
驚かされた。
これが一気に日本中に広まり、やがて、
様々な名前のスパゲッティ時代の幕開けとなった。
そして、当然のごとく本場イタリアから、
ご当地名のスパゲッティの日本上陸となったのである。
さらには、それを《パスタ》と呼ぶようになり、
今に至る。
さて冒頭の質問だ。
お店で食べる時に、何を選ぶ?
私は、圧倒的に、《カルボナーラ》。
クリーム系の食べ物が好きなセイで、
カルボナーラの柔らかい味わいに惚れ惚れしている。
数年前、イタリアに旅した折も、連日のように、
「カルボナーラください」
ただし、私が食べた店がそうであったのか分からないが、
麺が柔らかすぎた。
いい言い方をすれば、モチモチかもしれない。
しかし、クリーム系でモチモチは、ネバネバと勘違いしてしまう。
ここはひとつ、ツルツルといきたい。
ただでさえ纏わりつくクリームをはじきながら、
麺をクルクルしたい。
カルボナーラの具は、サーモンである場合が多い。
ほうれん草とも相性がいいらしい。
しかし、昨日私が作ったもの(冒頭写真)は、
ラム肉がごっちゃり入っている。
200gのラムを短冊に刻んで、キノコと炒めている。
「え~単にラム肉が好きなだけなんじゃないのぉ~」
はい、その通りでございます。
ラム肉が入っていれば、アラビア~タでも良かったのです。
ポロネーゼでもポロドーモでも良かったのです。
ボンゴレビアンコでも文句は言いません。
「ケッなんでもいいんじゃないの!」
バレたか・・・
トントロと半熟卵のカルボナーラ