
「ねぇ、いま食べたのは、どっち?」
ときおり、もの凄く似ている食材を口にすることがある。
《マグロの大トロ》と《アボガド》
目をつぶって、握り寿司にして食べると、
アレレ・・・となる。
昨日も、「どっち?」に出会った。
肉屋さんで買い求めた《牛タン》。
かなり分厚い一品だった。
厚さ1、5センチあった。
大工さんの呼び方をマネれば、15ミリとなる。
大工さんなどガテン系では、長さはすべてミリで表す。
それにのっとり、夕餉の牛タンは、
220×80×15
結構ごきげんな分厚いタンである。
そうそう売っていないタンを手に入れた喜こびに、
添える野菜を同時に買った。
《マッシュルーム》
正確に言うと、茶色のマッシュルーム。
フライパンを熱し、オリーブオイルにニンニクを・・・
その後、マッシュルームを焼き、
さらにその後、堂々たるタンを焼いた。
温めた皿にのせ、ナイフとフォークでワインの友となる。
さあ、その時だった、
サイコロ大に切り、なにげなく食べていたのだが、
(ん・・今、口の中で噛み噛みしているのはどっち?)
疑問が湧いた。
果たして、タンなのか、マッシュルームなのか?
感触は、トロンとした触感である。
タンは、ウエルダムとレアの中間の火の通り加減なので、
柔らかくトロンとしている。
マッシュルームは、そもそもがトロンとした触感のキノコ。
ガ~~~ン
肉とキノコの違いが、わかんな~~~い。
だとしたら、マッシュルームを肉汁で焼けば、
タンだと誤魔化せるじゃないか!
(精進料理に使えるな)
《偽増量》 ふと、この言葉が浮かんだ。
ダイエットの時、米に偽物の米(こんにゃく)などを入れる。
自分を騙す為である。
牛タンを増量する為に、マッシュルームを入れた。
訳ではないのだが、偽増量と言われても仕方がない。
試しに、サイコロ状の2種類いくつかに、爪楊枝を刺して、
目をつぶって、食べてみた。
テストとして食べたら、さすがに70%で当たりをえた。
つまり、30パーセント間違いだった。
なんという・・・私の舌の拙さ!
それとも、おふたかたに拍手を送らねばならないのだろうか、
手を組んで人類をだまそうと・・・・
朝食