「あったらいいなシリーズ4」
目覚まし時計は、ほぼ皆んな持っている。
昔はギャンギャンと、けたたましくベルを鳴らしたものだ。
時計の上に2つのこれみよがしの銀色のベルがあった。
デザインかと思っていたら、そやつがホントに叩かれていた。
最近は、柔らかい音のモノも増えた。
それはそれで、「よく進化したネ」と褒めたいのだが、
所詮、好かれるハズのない目覚まし時計。
そこで――
《毎回違う起こし方をしてくれる目覚まし時計》
毎朝、違う音色で、違うやり方で起こしてくれる目覚まし。
大音量はない。(調整しだい)
いかがだろうか?
10数年前、とある時計工場を訪ねたことがあった。
その時に、職人の方に、「あったらいいな」のアイデアを語った。
「ボクが365とおりの朝の起こし方を喋ります。
それを、アトランダムに流せる時計ができますか?」
職人はニヤリとほほを緩め、
「今SDカードがあるので、簡単にできますヨ」
お墨付きをいただいた。
このアイデアをアチコチでしたのだが、友人は、
「おっいいネェ~買いたいナ、・・・でも」
ん・・・?でもなんだろう?
「イシマルさんの声は、眠くなるんだよなぁ~」
あんだって?たしかにぼんやりしていて眠くなる声だと、
よく言われる。
夜11時過ぎに放送されている《世界の車窓から》は、
睡眠導入番組などと言われているらしい。
もうおやすみなさい・・という訳だ。
以前、青森にある《三内丸山遺跡》を訪れた際、館内に、
遺跡を説明しているビデオコーナーがあった。
イスに座って、その説明を聞いていたら、コトンと眠ってしまった。
ナレーターは石丸謙二郎と書かれてあった。
つまり自分の声で自分を眠らせるという強力な、
睡眠リョクを持った声の持ち主らしい。
そういえば、舞台の作演出家の後藤ひろひと氏が、
私のことを、ある雑誌に書いていた。
「稽古中に、セリフを喋りながらアクビした珍しい人だ」
さきほどの友人は、もどかしげに、
「せっかく起こされたのに、また眠らされちゃダメじゃん」
大分の石橋