いよいよ、梅雨の季節が始まった。例年より早く始まったのだが、いずれにしても、
湿度との付き合い方を考えねばならない。
私の対策は、コレだ。
《背中にタオルを入れる》
お出かけの時、ティシャツだのシャツだのを着る時、
背中の肌に接する部分に、一枚のタオルを入れる。
外からは見えないように首のギリギリの所に配する。
当然、下部はズボンの中に入れられる。
背中に張り付くと、いがいとズリ落ちない。
もし、落ちだしたら、いっそ下から引っ張り出して、
もう一回、入れ直す。
このタオルは、旅館などに泊まった際に、
薄いペラペラのタオルを持ち替えられるように置いてあるモノだ。
旅館の名前が入っていたりする。
もし、大汗をかいた場合は、下からシュッと取り出す。
予備を持っていくのも、いいだろう。
汗をかいたまま冷房の効いたビルに入り、ゾクッとする前に、
タオルを取り出す。
コレで、風邪をひくのを防げた気がする。
ただし、失敗をする可能性がある。
なんだろう?
稀に、気が付かない内に、タオルがズルズルと下がり、
ティシャツの外にぶら下がるケースがある。
タオルの下方はズボンでしっかり押さえられているので、
白いタオルがお尻から垂れることになる。
そこには、別府竹瓦温泉などと書かれてある。
電話番号も書いてある。
まるで私は、温泉の宣伝マンになっている。
なにしろ、お尻から垂れたタオルは、異様に目立つ。
そこに書かれた温泉は、ヒトの記憶に残りやすい。
しかも、自身は宣伝をしていることを知らずに、
堂々と歩いている。
やがて、ショーウインドーに映る自身の姿を見て、
仰天する。
(い・・い・・・いつから!)