《緋扇貝》 ひおうぎがい色が鮮やかな二枚貝だ。
(緋の色をした扇形の貝)
見た目をそのまま名前に冠している。
瀬戸内海に多く生息している。
最近では、養殖もすすんでいる。
とはいえ、カキのように完全養殖ではなく、
なんとなく海岸に稚貝をバラまいておけば、育つという仕組み。
これは、よく似た貝である《ホタテガイ》の養殖方法と同じ。
魚のように、どこかに旅に出てしまわないので、
安心して、海岸で育てている。
ホタテガイも、名前の付け方が、見た目のまま。
他の二枚貝は、名前の付け方に趣向がこらされている。
浜にいて栗のように美味しいから――ハマグリ
浅い海に生息しているので――アサリ
しみじみと渋い色合いなので――シジミ
バカみたいに採れるので――バカガイ
検証されてないので、いい加減に聞いてもらいたい。
緋扇貝も料理に出されるので、美味しさは同じ。
ただ、さほど大きくないので、どちらかと言えば、
盛り付けの鑑賞用に愛でられている。
使いまわしできる所も、お店側には喜ばれている。
特に、色は様々で、黄色やダイダイなど、グラデーションは豊か。
同じ色が見つからないほどだ。
おそらく命名者は、《緋》にするか?《錦》にするか?
迷ったに違いない。
声に出してみて軍配があがったのが、
ゴロよく 「ひ」 と読める方だった。
・・・たぶん
裏も緋の色