ウインドサーフィンのレースはいくつかあるが、その中で、風を読めなければ、勝てないレースがある。
《コースレース》
アップウインドとも言われている。
ヨットのレースと基本的には同じだ。
風上、風下にマークを数個おき、それを周って来るのである。
説明しよう。
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このレースでは、広い海面を使用する。
横幅は数百メートル、風上から風下までは、
同じく数百メートル。(キロの場合も)
マークに到達する為に自分が使う海面は、
右左どちらを通っても構わない。
ただし、マークの回り方は反時計回りと決まっている。
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これだけ広い海面だと、右と左の海面では、
違う風が吹いている。
右と左どころか、海の上では、常に風に強弱があり、
風向きも微妙に変わる。
この変化を、時速30~50キロのスピードで走りながら、
目で見て、知る必要がある。
今述べた《目で見て》という部分が肝心。
風は海面に《波》をおこす。
波には色が付いている。
色の濃淡で、風速と風向きを知るのである。
もちろん体に当たる風も感知するが、
それは現在の位置の情報である。
レースでは、未来に自分が通るであろう位置の風情報が要る。
これが出来る人が圧倒的に有利になる。
私は、スピードが速い選手ではない。
その人が、勝つ為には、目で見て未来を予想するチカラが、
必要だ。
他にも、勝つ為のチカラはあるが、まず風が読めなければ、
ベストテンには入れない。(出場60~100人)
よもや優勝となれば、相当の眼力が要る。
幸い、視力が良いので、いくつものレースで優勝してきた。
「イシマルさん、あの場所の風の変化が見えたんですか?」
レース終わりに質問される。
あの場所とは、500mほど離れた風上のピンポイントだ。
それが見えるから、勝てるコースを選択できる。
ウインドの場合、頭部は海面から1mほどしか離れていない。
この状態で、時速30キロ以上のスピードで走りながら、
500mかなたの風を見るのである。
しかも風は、刻一刻変わる。
こんな事が出来る人たちには、よもや、
陸上にいて風を予想するのは、
おちゃらこさいさい なのである。
これは チョップジャンプ