~~~昨日からのつづき~~~エクスストリームレースは、第二のステップに進む。
3つのアトラクションをやり、スピードと出来具合を競えと言う。
まず、1つ目
《ビーチの砂で山を造って、トンネルを掘り、
長さ80センチのヒモを通しなさい》
っとヒモを渡され、ピ~と笛を吹かれた。
アチコチで笛が吹かれている。
湯河原の海岸が広々と続いている。
サラサラの砂のビーチで、サーフィンに興じる人たちもいる。
見ると、砂浜に散らばった3人組が懸命に砂を盛っている。
穴をあけている組もあるが、穴がすぐ崩れるらしく苦闘中。
我らはどうか?
闇雲に砂を集めるのは、いただけない。
砂山にトンネルを開けるのはやさしくない。
そこで、ウインドサーファーであるイシマルが、
ビーチを見渡し、地下に流れる川を探す。
海岸の村から流れ出ている用水路が、砂の中に、
吸い込まれているハズ。
いわゆる隠れ地下水路。
数秒目を凝らしていたイシマルが、ある場所を指さす。
3人で、そこに走り寄る。
いっけん乾いた白い砂地なのだが、イシマルの指示で、
砂を掘り始める。10センチ堀った所で、湿った砂になった。
さらに掘ると、水もにじんできた。
掘り出した湿った砂を、ケンジが集めて山にする。
ここでケンジの職業が、脚光を浴びる。
彼は、ペンキ屋だ。
壁だの地面だの、何かを盛るのが得意なのである。
乾いた砂と湿った砂を調合しペタペタペタ、あっという間に、
高さ50センチ、直径80センチの小山を拵えた。
さ次は、トンネルを掘る作業。
ここで、チョクの登場となる。
彼の職業は、家を建てる時の水道管や下水管を敷設する仕事。
ようは地面を掘るエキスパート!
右手を差し出すや、すさまじいスピードで掘削を始める。
見ていた係官が笛を鳴らす。
「スコップは使用禁止!手以外は使ってはダメ!」
チョクが指さされている。
すると、サッとトンネルから素手を出したチョクがニヤリ。
驚いた係官の目が丸くなったのが収まる前に、
「ハイ、赤いヒモ、トンネルに通しました!」
周りを見回すと、
随分前に到着した組らが、まだ、
砂山をつくっている最中ではないか。
「では次のアトラクションへ」
いざなわれて、隣にある体育館に入る。
《バスケットボール2個を3人で体の間に挟んで、
コースを回りなさい》
これは、
ふたりなら1個のバスケットボールを背中と腹の間に挟んで、
歩いていく遊びである。
これを、3人で2個のボールを運ぶのは、連携が難しい。
途中でボールを床に落とすと、始めからやり直し。
「よ~い、ピッ」
笛の音と同時にチョク、ケンジ、イシマルの順で、
腹と背の間にボールを挟み、スタートする。
マークをいくつも回るのだが、我らのなんと速いこと!
係員が付いてくるより速く回ってしまった。
ではラスト、3番目のアトラクションへ。
《竹の棒に登り、壁のテッペンのカゴに番号札を入れなさい》
5mの竹棒が一本だけ。
となると、二人が両側から支え持ち、ひとりが登るのだろう。
我ら3人は、フリークライミングで知り合った友人である。
それは、壁を登る競技である。
相当のレベルの壁すら登っている。
3人の目が輝いた!
「よ~いピッ」
ケンジとイシマルが竹を壁に立てかける。
跳びあがたチョクがスルスルと猿よろしく登り、
ひょいと番号札をカゴに入れた。
その間、3秒。
おそらく、これほど速い組はいなかったとみえて、
近くにあるイスにヨッコラショと腰掛けようとした係員のオケツが、
まだイスにつかない内に、終わってしまった。
オッケーの笛を吹くのも忘れた係員に、
終了のハンコを押してもらい、次なるレースに走り出す我ら。
さあ、これからがエクスストリ-ムレースの本番!
順位を聞いてみると、ごぼう抜きで、
かなり上位までジャンプアップしたらしい。
~~~うぅ、また明日~~~