ここに刺身の写真を載せた。この魚は何?
魚の中には、良く似た魚がいる。
代表格が、ブリとヒラマサである。
足しげくこの双方の魚を釣りに行く人ならいざしらず、
魚屋で「ブリ」と書いてあるから買い、
「ヒラマサ」と名前を見つけるから買う、
という方には、まったく区別がつかない。
そして、食べても、「あら美味しいわネ」で済んでしまう。
っと、そこに持ってきて、もう一匹似た刺身が登場する。
《カンパチ》
丸ママの魚体を見れば、分かる人にはすぐ分かる。
間違いようがないのだが、いったん刺身になってしまうと、
区別がつかなくなる。
味わいも、やや脂がきついとか、あっさりした脂だとかの違い程度で、
きちんと旨いものだから、「どっちゃでも構わない」となる。
冒頭写真は、活きカンパチを仕入れ、刺身にしたもの。
ブリはどんなに大きくても、15キロ程度にしか成長しないが、
ヒラマサとカンパチは、20キロ以上にバカでかくなる。
普段家庭では、「今夜はブリシャブよ」などと呼ばれ、
夕餉に子供たちも大騒ぎしてありつく。
ところが、釣り人は釣れた魚を見て、
「あららブリじゃないか、ヒラマサじゃないのかヨ」
と嘆いたりする。
ブリは出世魚とまで崇められ、
モジャコ、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと大きさで名前が変わり、
日本人の身体の一部を担ってきたにも拘わらず、
ヒラマサとカンパチの足もとに末置かれている。
特に「、海のスプリンター」とまで、
素敵な名前を冠されているヒラマサは、
高速で泳ぎ、ややスリムっぽい魚体で、逃げ回るので、
釣り人の垂涎の的となっている。
ヒラマサがオリンピックの水泳アスリートならば、
ブリは、それをポテチを食べながらテレビ観戦している、
オジちゃんかもしれない。
カンパチは、きのうまでアスリートだったのに、引退して、
時々ジョギングなどをして、ヨガもやったりして、
やはりポテチを食べ始めたオバちゃんかもしれない、
と言ったら、さすがに叱られるだろうか?
東京湾に沈む夕陽