小学低学年 けんじろう
「なぜ スキップをするのだろうか?」
最近、スキップしました?
友人らに問うてみた。
「してないな、随分長い間」 口をそろえて皆が言う。
子供の頃は、ほとんどの皆が、スキップをする。
喜んでいるらしい。
嬉しくてしょうがないらしい。
楽しくて楽しくて、ガマンがならないのかもしれない。
大人になると、突然スキップをやめる。
体重が増えたからだろうか?
生きるリズムのスキップが、別のリズムに変わったらしい。
知恵がついたリズムは、例の・・・
タタン~タタンと相いれないのか?
よくよく考えてみると、スキップの動きは、
同じ足を二度踏みするという、不自然な動きである。
おそらく遥か昔の先祖には不必要な動きだろう。
マンモスを追っている際に、スキップをするハズがない。
現代のスポーツシーンで、スキップの動きはあるにはある。
・走り高跳び
助走中に、たいがいの選手は、跳びあがる前にスキップを入れる。
どうやら、タタ~ンというリズムが必要らしい。
・ラグビーのフェイント
特に足の速い選手が、目の前の相手を抜く時に、
右か左かの行方をくらます為に、スキップを入れる。
敵は、一瞬めくらましに会う。
南アフリカのコルビー選手のスキップは有名になった。
現在、東京サントリーサンゴリアスで活躍中。
・体操の床
床運動で走ってゆき、両手をついて回転をする際、
二度足踏みをするのはスキップである。
紹介したこれら三つの動きはすべて、
「強力なチカラを込める直前はスキップがよろしい!」
と語っている。
さあ、ここで子供のスキップを思い返してみよう。
彼らは、身体が大きくなる衝動に突き動かされている。
強力なチカラを自らの中から出したい。
一回だけでなく何回も続けて出したい。
するとどうなる?
二度踏みの足づかいが連続する。
これが《スキップ》の原点である。
子供は、エネルギーの爆発のやり方がよく分からないので、
一度だけのスキップで跳びあがるとか、
バク天をするとかが出来ない。
これから飛躍しておおきくなる予感に、思わず、
二度踏み動きを「繰り返したい」のである。
年齢を経ると、大きくなる予感がなくなったのかもしれない。
さあ、今日どこかで、スキップしてみませんか?
ひょっとしたら、まだ大きくなれるかもしれません。
ただし、肉離れにご注意を―― 
北海道駒ケ岳