《観音扉》 かんのんとびら というモノがある。書いてあるように、観音びらく。
西部劇の、バーの入り口にある扉だ。
これまで沢山の映画を観てきた。
その中で、クルマが門の入り口の観音扉を、
無理やり通り抜けるシーンを散々みてきた。
ガレージだの、瀟洒な家屋の門の扉だの、
主人公が、クルマで突破するシーンだ。
必ずと言っていいほど、助手席には、悲鳴をあげるヒロインがいる。
ドッカ~~ン!
扉にぶつかって逃げてゆく。
カギで開けるとか、助手席の彼女が手伝って開けるとかではなく、
必ず、ぶつかる。
そしてなのだが・・・・
扉が壊れずに、開かなかった試しがない。
映画の中では、
《観音扉は必ず壊れて開く》
開かなかった映画を観たことがない。
門扉にカギをかけようが、太い横棒を通そうが、
エンジン全開で車が突っ込んでいき、突破する。
ガチャンッとぶつかって止まり、「はいそれまでよ」とはならない。
いや、観たことは、あるにはある。
それは、あまりにも鋼鉄の扉であり、ロケット弾を発射して、
ぶっ壊してから、クルマが通り抜けた。
あるいは、先に戦車がぶっ壊しながら通りぬけた。
いずれにしても、観音扉さえあれば、主人公は通りぬけられる。
つまり、観ている映画の途中で観音扉の邸宅が現れれば、
そのアト、必ずその扉は壊される宿命である。
私が何を言いたいか、お分かりだろうか?
悪い奴が邸宅を建てる場合、門の扉を観音にすべきでない。
引き戸式の横にひらく形状をお勧めする。
激突しても、開かない造りにすべきである。
観音扉とは、どんなに頑張っても、突破できるモノだ。
恐らく昔に造った方は、自分が逃げる為に観音扉にしたのだろう。
んなバカなと思われた方に、問いたい。
動物園のライオンの檻の入り口が観音扉になっている所を、
知っていますか?
山小屋は引き戸