先日、病院の看板の文字を書いた話をした。すると、友人からのメールに・・・
「浜の字のサンズイのハネが、カニのハサミのようで美味しそう」
と届いた。
サンズイを見て、よだれを垂らす、不思議な友人である。
たしかによくよく見たら、カニのハサミに見えなくもない。
いや、そう思って見ると、ふむふむ美味しそうだ。
プックラしている。
もちろん意識してサンズイを膨らませたのではないが、
サンズイのハネは、プックラなりがちである。
病院の看板より、北海道のカニ屋の看板の方が向いている。
サンズイの付く店の名前であれば、もっと良い。
《カニの潮浜》 なんてのはいいかも。
その店が、こんな名前の港の傍にあるともっと良い。
《酒泊漁港》
カニに舌つづみを打ちながら、一献となる。
店内には、手書きのサンズイが溢れている。
《汁》 《満潮》 《干潟》 《浮き桟橋》 《深海魚》
それぞれのサンズイが、カニのハサミを意識させている。
いや、無意識のうちに、カニを注文したくなるように仕向けている。
不思議な友人の妄想は、カニ屋の売り上げに貢献している。
意識が《混濁》してきたころに、勘定を《済》ませて、
《涼》しい《潮風》にあたりにいきましょう。