『ちょっと
ヒマラヤに行ってくるから、なんかあったら頼むね。』
今年の正月、
妹夫婦がそういい残して、旅立った。
ちょっとって、あのヒマラヤだろ?
タレント的にいえば、
エベレストの所属している
ヒマラヤだろ?
なんでも、ポーターを何人も雇って、登った
らしい。
エベレストの
ベースキャンプまで、何日もかけて
行った
らしい。
<らしい> と書いているのは、
行った証拠がないからだ。
写
真がないのだ。
カメラを持って行かなかったからだ。
忘れたのではない。
元々、持っていないのだ。
「じゃあ、撮りっきりカメラでも・・」
と普通考えるでしょ。
妹夫婦は、違うのだ。
写真を撮るという考えが全くないのだ。
観光地や、趣味のヨットに乗っている時でも、
いっさい、記念の写真を撮るという考えがない。
だから、持っている写真を全部集めても、
胸ポケットに入ってしまう。
そんな人います?
エベレストのベースキャンプまで、行っておきながら、
一枚も写真が無いんだよ。
あの分だと、たとえ月に行っても撮らないんだろうね。
だから、3日連続の<いもうと>登場なのに、
3日目にして、掲載写真の在庫が無くなった。
実は、兄として、心配しているのだ。
なんかあった時
<
遺影>はどうするのだろう?
こういう場合、
似顔絵になるのかなあ?