
~昨日の続き~(引越しシリーズは今日で終わりで~す)
<家を燃やして、風呂に入る>
こんな面白い事を、昔々、やっていたのだ。
最終的に、床板を剥がして、燃やすのだ。
もう、あとは、柱くらいしかないからだ。
ベリベリ~
と、その時だった!!!
床下から、
茶箱がいくつか見つかった。
蓋を開けると、紙が大量に出てくる。
その紙に、何やら、鉛筆で、
魚や花のデッサンがされてある。
実に丁寧なやさしい線で、描かれてある。
ちょうど、その頃、風呂の
炊きつけの紙が不足していた。
つまり、その、
デッサン紙が、
バンバン炊きつけに使われたのである。
イシマル家は、バカだ。
おおバカだ。
後になって判った事だが、なんでも、
その家に、その昔、
書生の画家が居候していたそうな。
なんでも、その名前は、
<
福田平八郎> というそうな。
画家として、とんでもない、日本の宝なのだそうな。
そういえば、中学高校の教科書で、見たな。
うん、確かに見たな。
<麗子像>の岸田劉生と同列の扱いだったな。
テレビ東京の鑑定団に出したら、
凄い値が付くな。
と言ったら、さる方に叱られた。
『
値・・じゃないでしょ!
文化財を燃やしたんですよ!あなた方は!』
・・・わたしたち・・・・あったまったな文化財で・・